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沖縄に台風が多い理由を現地ガイドが詳しく解説します!

皆さんこんにちは。

ダイビングショップソルキスのひろやです^ ^

 

今回のブログ記事は、

『なぜ沖縄に台風が多いの?』

という疑問にお答えします!

 

沖縄に住み始めて10年になりますが、

沖縄はまさに台風大県!

毎年多くの台風が直撃します。

仕事がら長く台風と関わっていると、

知らずと台風に詳しくなります^ ^

台風が来るとツアーが出来ないので

できれば関わりたくないのですが(笑)

 

たくさんの台風を経験した事を元に、

台風の進路予想の仕方も含めて解説していきます。

 

結論からいうと、

台風は赤道付近の熱帯地方でしか発生しません!

そこで発生した台風の通り道に沖縄があるからなんです!

 

何気なく毎年台風を経験してるけど、

北海道方面から南に移動してくる台風ってないですよね(・・?)

それにはちゃんと理由があるんです!

 

台風はどうやってできる?

なぜ熱帯地方でしか台風ができないのか?

それは台風ができる仕組みに関係しているのです。

 

台風ができる仕組み

熱帯地方の太陽の強い日差しが海を温める

②海水温度が高くなり、たくさんの水が蒸発して水蒸気が発生する

③その水蒸気はやがて小さな水滴となり雲をつくる

④たくさんの積雲積乱雲が発生します。

こうして少しづつ雲が集まり、

台風の元となる熱帯低気圧ができるのです!

 

台風は海水温の高い場所でしか発生&発達しないのです。

なので最近強い台風が日本列島に上陸したり、

日本付近で台風が発生するのも

地球温暖化による海水温の上昇が原因の1つだと言われています。

 

 

熱帯低気圧とは?

熱帯地方で発生する低気圧の総称をこう呼びますが、

簡単にいうと台風の卵のことを言います。

台風も熱帯低気圧の一部です。

熱帯低気圧がさらに発達して、

最大風速が17.2m/s以上のものが台風と呼ばれます。

 

 

台風の発生ルート

日本の南の暖かい海でできた水蒸気が、

徐々に発達して大きくなり台風になります。

ではここで本題です!

 

なぜ熱帯地方でできた台風が沖縄を通り本土に流れる進路が多いのでしょうか…

それは以下3つの理由から

この進路がとられる傾向にあります。

🔵自転と貿易風

🔵太平洋高気圧

🔵偏西風

ひとつずつ具体的にみていきましょう!

 

台風の進路は風と高気圧で決まる

台風が発生する場所は、

28℃以上の海上の様々な場所で発生します。

ですが、発生後の進み方は基本的に同じです。

台風は地球の自転の影響を受け北へ進もうとし、

赤道付近は東から西に貿易風が吹いているので、

基本的に台風はゆっくり北西方向に進みます。

 

ごくまれに下の画像のように、

「迷走台風」と言われる、

予測がつかない動きをする台風もあるようです。

 

高気圧の影響

日本には「太平洋高気圧」というものが発生しますが、

台風はこの高気圧の縁を進んでいく性質があります。

 

一定の勢力で常に同じ場所にあるわけではないんですが、

この高気圧は基本的に日本の南、

ちょうど沖縄の東側に位置することが多いです!

写真のように高気圧が位置することが多く、

日本の南から北西方向に進んできた台風は、

高気圧の縁を進む性質の為、

ちょうど沖縄本島周辺で進路を東寄りに変えます。

 

太平洋高気圧以外に影響するもの

さらに日本には偏西風という風が吹きこみます。

(西から東に向かって吹く風)

この偏西風によっても台風は東へと進路を変えてきます。

太平洋高気圧が弱くても、

この風の影響で進路は東寄りに変わるので、

日本列島をまっすぐ真北に抜けていくことが少ないのはこの為です。

 

以上の要因により台風は沖縄を通過し、

日本列島を北上していくルートが多いのです。

 

 

特に危険な台風の進路

台風は海上でしか発達しません。

28℃以上の水温があるとさらに発達しながら進みます。

この理由から沖縄など海で囲まれている場所は、

常に勢力が高いまま台風が接近します。

 

逆に、東北や内陸の県は、

台風の被害が比較的少ないと言えるでしょう。

海から直接上陸してくる台風は危険だと覚えておいてください。

 

2019台風19号「ハギビス」

最近、日本に甚大な被害を及ぼした、

2019年10月、大型で強い台風19号ハギビス。

この影響で河川氾濫土砂災害などが相次ぎ、

九州地方から東北地方にかけての広い範囲、

たくさんの被害が出ました。

 

この時の台風の進路も、

海から直接関東地方に上陸しています。

海面水温は気温より約2カ月遅れて推移していて、

実は10月は海面水温が最も高い時期にあたります。

ですので、大型で強い勢力をもったまま直撃してしまいました。

 

 

沖縄に台風が多い理由は発生場所と進路が関係する

これまでご紹介してきた通り、

●台風は熱帯地方でしか発生しない

●「台風は南から北へ移動」する

●進路の決定は「太平洋高気圧」が大きく影響する。

「太平洋高気圧」は関東地方の南沖縄の東側に位置し、

台風はその高気圧の縁を通る習性があるので沖縄には台風が多い。

 

という内容をお伝えしました。

最近の地球温暖化の影響で、

ますます海水温が上昇することが予想されます。

沖縄だけでなく日本全国で注意が必要な、

自然災害となってきています😭

 

沖縄の詳しい台風シーズンについては

こちらの記事を参考にしてみてください♪

▼参考記事▼

沖縄の台風シーズンっていつ?

 

沖縄に台風が多い理由ブログまとめ

いかがだったでしょうか?

このように台風の事を知ると、

天気図を見て高気圧の位置などから、

自分で台風の進路が予想できるようになります。

 

台風は予想が比較的立てれる災害なので、

前もって対策をすることができます。

そのため意外にも沖縄では死亡や怪我の被害がほとんどありません。

 

毎年発生する台風…

しっかり台風に関する知識を付けて、

進路予報をしながらうまく付き合っていきたいものです。。

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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