2019.6.18
皆さんこんにちは!
ダイビングショップソルキスのひろやです。
沖縄本島でダイビングショップを運営しています。
沖縄に移住して10年以上になります。
沖縄の移住生活やダイビングについて記事を書いているので
ぜひ参考にしてみてください。
今回の記事は、、
サンゴってなんでカラフルなの?
という疑問にお応えしていきます!
沖縄の海は透明度抜群!
水中にはカラフルなサンゴや熱帯魚がたくさんいて、
沖縄の海をさらに非日常な世界にしてくれています。
今回はそんなサンゴに関しての記事を書いていこうと思います。
🟠カラフルなサンゴの謎!
🟠ビーチでみるサンゴはなぜ白い?
🟠サンゴの周りに魚が多い理由は?
などなど、サンゴに関する疑問を徹底解説します^ ^
子どもの鋭い質問にも上手に答えるようになれますよ!笑
結論からお伝えすると、、
サンゴがカラフルな色をしているのは
褐虫藻(かっちゅうそう)というプランクトンが関係しています!
これだけではなかなか理解できないと思うので、
1つずつわかりやすく解説していきましょう♪
目次
サンゴは形も岩のようだし、
全然動かないけど実は動物なんです!
クラゲやイソギンチャクと同じ、
の一種で触手や口もついています。
世界には約800種類のサンゴが存在しますが、
そのうち200種類以上ものサンゴが沖縄で確認されています。
そう!何を隠そう!沖縄の海は、
世界に誇れるサンゴの群生地なんです!!
海外に遊びに行った先の人や、
遊びに来てくれた人とお話ししていると、
『沖縄で潜れれば良いだろ〜』
『こんな綺麗な海は他にないよ!』
と、怒り気味で言われますが、、(笑)
その意味もしっかりデータに現れているようですね。
私自身も色々な国に遊びに行っても、
結局沖縄に戻ってくると、
『やっぱり沖縄の海が一番だな♡』
と、毎回感じています^ ^
さてさて、サンゴが動物ってのはわかったけど、
『動けないのにどうやって食事してるんだろう?』
という新たな疑問が生まれたのではと思いますが、
次の項目で説明している、
サンゴがカラフルな原因を理解すれば、
その疑問もバッチリ解決できますよ!!
▼参考記事▼
サンゴの色は、体の中に住んでいる褐虫藻(かっちゅうそう)の色です。
褐虫藻は藻類の一種で、大きさは10ミクロン(1/100ミリ)
と、超小さな植物性プランクトンで、
夜の海で綺麗に光る夜光虫に近い仲間です!
サンゴと褐虫藻は共生しているんです!!
サンゴ礁を形成するサンゴの仲間は、
活動に必要なエネルギーの大部分を
体内に共生する渇虫藻の光合成から得ています。
その代わりにサンゴは褐虫藻に安全な住処を提供しています。
サンゴと褐虫藻は互いになくてはならない存在なのです。
温暖化の影響で海水温が上昇し、
水温が30℃を超える状態が続くと、
褐虫藻はサンゴの体から抜けてしまいます。
サンゴが褐虫藻を追い出すのか、
褐虫藻がサンゴから逃げ出すのかはわかっていません。
褐虫藻が抜けて白くなった状態を、
『白化現象』といいます。
白化現象が続くと、、
エネルギーが足りなくなってサンゴは死んでしまいます。
なので、ビーチで良く見かけるサンゴは、
白化現象が原因で死んでしまったサンゴのかけらなので、
白くなった状態で落ちているんです。
このまま温暖化がどんどん進んでいくと、
それに伴い水温も上がり、
サンゴの白化現象が加速していきます!
さらに、プラスチック問題や、日焼け止めの成分が、
サンゴやその他の海洋生物を傷つける原因として注目されています。
私たちに出来る事として、
化学物質を含む日焼け止めやスキンケア製品の販売・使用を禁止したり。
オーガニック系の日焼け止めや、
リサイクル可能なバイオプラスチックの製品開発など、
現在海を守るため、新たな試みが次々に登場しています。
実は人間以外にもサンゴの天敵がいて、
オニヒトデという生物です!!
サンゴを好んで食べる大型のヒトデで、
ウニやナマコと同じ棘皮動物です。
沖縄では近年オニヒトデが大量発生し、
サンゴの白化現象が問題となっています。
また、強力な毒を持っているので
人間にも脅威です!
激痛、腫れ、吐き気や麻痺の症状を起こすこともあります。
綺麗なサンゴの周りを泳ぐ際は、
気をつけて泳ぐようにしてください。
サンゴ礁の周りには、
たくさんの熱帯魚が生息しています。
サンゴはまるで砂漠の中のオアシスのような存在です。
褐虫藻がもたらす栄養分は様々な生き物の生きる糧となっています。
サンゴ礁は栄養分が豊富なだけでなく、
小魚たちにも隠れ家を提供しています。
豊富な食物と生活場所があること、
それがサンゴ礁に多くの魚たちが棲んでいる理由です。
また、人間にとってもサンゴ礁は天然の防波堤となり、
サンゴの骨格が砕けた砂は美しい白い砂浜となるのです。
沖縄に綺麗なビーチが多いのもサンゴのおかげなんです^ ^
▼参考記事▼
実はサンゴがカラフルな理由は、
サンゴ本来の色ではなかったのです^ ^
褐虫藻というサンゴと共生している生物の色でした。
海で見るサンゴはカラフルなのに、
ビーチで落ちているサンゴが真っ白なのはこの理由。
年々沖縄の綺麗なサンゴは、
その数を減らしています。。。
沖縄ではサンゴの養殖が行われていたり、
ハワイやパラオでは、
日焼け止めの使用・販売の禁止が、
国の法律で決められています!
サンゴやその他の海中生物のためにも、
私たちが出来ることを考えて、
綺麗な海を未来に残していきましょう^ ^
ソルキスでは沖縄でマリンスポーツをしたいとお考えの方に複数プランを用意しています。
ぜひこちらも参考にしてみてください♪♪
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