2020.5.29
皆さん、こんにちは。
沖縄のダイビングショップソルキスです。
今回はこちらの質問にお答えします!
『沖縄の海ってどうして綺麗なの?』
満場一致で沖縄の海が綺麗な事は、
皆さんご存知だと思いますが、
なぜ綺麗なのか詳しく知る人は少ないかと思います。
『本土の海と何が違うの?』
『なぜ沖縄のビーチは白いの?』
こういった事をお考えの方の参考になれば幸いです(^^)
沖縄旅行の些細な疑問ですが、
もっと沖縄の事を知っていただきたいので、
今日もぽちぽちと記事を書いていこうと思います。
目次
沖縄の海の綺麗さは海の透明度だけではありません。
白い砂浜に青い海!
飛行機から見る海の色のグラデーションもすごいですよね!
まさに南国に来た♡
って感じでとっても感動です^ ^
これら全てが綺麗な沖縄の海を形成しています。
何か1つでもかけると綺麗さが半減しちゃいますよね。
なぜ沖縄はこんな海の姿をしているのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきましょう^ ^
まずは沖縄の海には欠かせない水の透明度についてです!
結論からお伝えすると、
透明度が綺麗な理由は以下3つの要因です!!
サンゴ礁
黒潮とプランクトン
大きな川が少ない
何となく言葉は聞いたことあるけど、
これだけではピンと来ないかと思いますので、
1つずつ解説していきます。
綺麗な海を保つために、
サンゴには大きな役割があります。
それは「海の浄化」です。
サンゴは植物と同じように、
海の中の二酸化炭素を吸収し光合成をおこないます。
そして酸素を放出するのですが、
それと同時にミネラルも一緒に放出します。
この働きが海水を浄化してくれるシステムとなります。
世界には約800種類のサンゴが存在しますが、
そのうち200種類以上ものサンゴが沖縄で確認されています。
この大事な役割を担うサンゴが生息しているからこそ、
沖縄の海は世界的にも綺麗な海だと言えるのです。
サンゴについてさらに詳しく知りたい方は、
こちらの記事もご覧ください。
サンゴが光合成をする理由も解説しています。
⬇︎
沖縄の海の透明度が良い理由は、
サンゴによる浄化も関係しているのですが、
一番の理由は「プランクトン」なんです!
海の濁りの原因はこのプランクトンが関係しています。
沖縄の海にはプランクトンが少ないので、
海の透明度が高いということです。
プランクトンの少なさの理由は「黒潮」です。
黒潮とは沖縄近海から日本列島に沿って、
太平洋を流れる暖かい海流のこと。
黒潮は流れが早く、水温の変化が一定。
プランクトンの餌となる栄養素が少ないんです。
栄養素が少ない黒潮では、
濁りの原因となるプランクトンが少ないので、
沖縄の海の透明度が高いということです。
沖縄には大きな山や川がない事も透明度が高い理由の1つです。
山から流れてくる様々な「土」や「ゴミ」などが少ないからです。
特に沖縄の離島は川がほとんど無いところもあります。
さらに生活排水も流れにくくなっています。
川が無く、人が少ない沖縄では、
自ずと海に流れる生活排水は少なくなります。
生活排水の栄養分肥は、
これを餌にするプランクトンが増えるきっかけにもなります。
以上が沖縄の海が透明な理由です。
様々な要因によって海の透明度は保たれているのです。
しかし透明度だけが沖縄の海を青く綺麗に見せている訳ではありません。
エメラルドグリーンの綺麗な海の色も、
沖縄の海を綺麗に見せている1つです!
上空から沖縄の海を見ると、
色のグラデーションが綺麗ですよね。
どうして沖縄だけこんな風に見えるのかというと、
①とにかく透明度が綺麗
②白い砂浜
③ビーチが遠浅。
この3つの条件が揃っているからなんです。
沖縄のビーチが白い理由は、
先ほど紹介したサンゴのおかげなんです。
先ほど『海の浄化』に貢献していると説明したサンゴですが、
実は死んでからも沖縄の海には必要不可欠なんです。
水中ではカラフルなサンゴですが、
死んでしまうと真っ白になります。
その死んだ珊瑚や貝殻のかけら、石灰岩が海流で砕かれ、
蓄積されることで、沖縄の白い砂浜ができるのです。
本土の砂は山の岩が河川の流れなどにより
岩が砕かれていき、黒っぽい色の砂となる一方、
沖縄のビーチは海からできているのです。
さらに白砂は海底に届いた太陽光を反射して、
海水を美しいエメラルドグリーンに見せてくれます。
このことによって、沖縄の海の象徴である青と白の美しいコントラストを作り出しているのです。
上の写真を見ると陸から近い場所だけエメラルドグリーン、
その先は濃い青色をしているのがわかりますか?
この青い部分は水深が深く、
水色の部分は浅くなっているのです。
距離にして陸から約200m!
潮が引くと水底の岩が出てくる事もあります。
岸から遠い沖の方まで浅い場所を遠浅の海と呼びます。
沖縄のビーチは基本的に、
この遠浅の海がほとんどです。
浅い海と高い透明度の海では、
水底の白い砂浜と海の色が混ざり、
エメラルドグリーンに見えるのです。
地面の色が赤や黄色であれば、
ここまでキレイな色にはなりません。
砂の色が白ければ白いほど水の色に近い
エメラルドグリーンになります。
これこそが沖縄の海がエメラルドグリーンに見える理由なんです。
沖縄の海が綺麗な理由が理解出来たでしょうか?
綺麗な沖縄の海でもやっぱり工業地帯や生活排水が多い場所は水の透明度が下がります。
なので次は沖縄本島でも特に綺麗なおすすめビーチを2つだけ紹介します^ ^
基本的に那覇周辺と東海岸は他に比べて透明度が低いです。
ぜひ参考にしてみてください。
沖縄本島中部の北谷にあるビーチ。
ビーチが湾状なので比較的波や風が少ないビーチで、
夕日もとっても綺麗に見えます。
近くにお洒落なカフェが多いので、
コーヒー片手にビーチで夕日を見るのがおすすめの楽しみ方です。
観光スポットのアメリカンビレッジからも近いので、観光の合間にちょろっと海を感じるのもありですよ!
沖縄本島西海岸は恩納村北部に位置する、
アメリカンスタイルのプライベートビーチです。
ビーチスタッフが常駐しているので、
何かあっても安心ですし、
トイレやシャワー、マリンスポーツの設備も整っているので、小さなお子様連れの家族でも安心して遊べます^ ^
営業時間 9:00~18:30
遊泳時間:9:00~18:00
■施設使用料(トイレ・シャワー更衣室等使用料):300円/1人(5歳~)
■駐車料:300円/1日
いかがだっだでしょうか?
今回は沖縄の海が綺麗な理由について、
記事を書いてみました^ ^
様々な要因により綺麗に保たれている沖縄の海ですが、
環境汚染により、サンゴの数が減少したり、
海洋ゴミ問題が近年深刻化しています。
いつまでも綺麗な海を残すために、
私たちが出来ることを考えるきっかけになれば嬉しいです^ ^
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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